大ヒット映画『MASTER マスター』『密偵』や、ハリウッド超大作『マグニフィセント・セブン』『G.I.ジョー』のイ・ビョンホン待望の主演作。今やその名を挙げただけで作品への期待と信頼が生まれる国際派俳優が、近年演じてきた悪の魅力や激闘アクションを完全封印。複雑な感情を言葉ではなく表情や視線に映し出し、高い演技力と幅広い表現力をあらためて立証する。「10年ぶりに素晴らしい小説を読んだかのような、心に深く響く作品」と語り、これまでの華々しいフィルモグラフィにまたひとつ“特別なラブストーリー”が書き加えられた。
主人公の妻を演じるのは、ドラマ「主君の太陽」「大丈夫、愛だ」などで“ラブコメ界のクイーン”と呼ばれる一方、映画『女は冷たい嘘をつく』でミステリアスなキャラクターにも挑戦した人気女優コン・ヒョジン。そしてストーリーに大きな衝撃をもたらすキーパーソンには、韓国で大ヒットし、日本でも話題沸騰の映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の女子高生役で一躍注目を浴びたアン・ソヒが好演する。
「2012年ミジャンセン短編映画祭」の受賞経験を持つ新人監督イ・ジュヨンが、自身の脚本をもとにメガホンを取った長編監督第1作目。尊敬するイ・チャンドン監督のもとで8ヶ月間にわたりシナリオを練り上げていくチャンスに恵まれ、ハ・ジョンウが代表を務める映画制作会社パーフェクトストームフィルムが初の長編映画として制作を決定。さらにイ・ビョンホンの所属事務所が制作費を出資するなど、イ・チャンドン×ハ・ジョンウ×イ・ビョンホンという韓国トップレベルの映画人による奇跡のコラボレーションが実現!「オーストラリア韓国映画祭」招待作品に選ばれたほか、「釜日映画賞 新人監督賞」にノミネートされ、大作映画に一歩も引けを取らない見応えある存在感を印象付けた。
ソウルからシドニーへ、主人公の人生は国境を越え思わぬ展開を見せていく。大ヒット映画『ベテラン』『国際市場で逢いましょう』に参加して手腕を磨いたキム・イルヨンが撮影監督を務め、人と景観との距離感にポイントを置き、感情を代弁させるキャラクターの “視線”の高さをスクリーン上に再現する。また、観光客に人気のランドマーク「ハーバーブリッジ」と「オペラハウス」内部における撮影は、オーストラリア映画でさえ過去10年間撮影許可が下りなかったという厳しいなかで実現させたことは韓国映画初の快挙となった。